第19回アリーナオフ 見えてきたオフ新規参加者獲得の壁

【感想】
アリーナオフに初参加してきました。
初オフということでかなり緊張しました(自己紹介とかガクブルものでした)が、対戦も楽しくでき、初参加でいう位置づけでは概ね満足しています。
また次回も参加したいなと思います。
絡んでくださった方々、運営スタッフの方々本当にありがとうございました。
以下、あくまでオフに初参加した一個人としての意見です
また、当日参加していない方にも伝わるよう細かく書いています。)

【改善要否について(背景)】
ですが、個人的に"大"満足とは言えませんでした。
参加前の楽しみ具合を満足させる為、イベント中は色々と個人的に動きましたが、オフ初参加の人間に一人の努力ではどうにもならない点があったという話と今後はこんなふうにイベントコンテンツを強めてもらえたらなと思うこと一覧です。
(特に、オフ初参加の一定数の方々にとっては、概ね同じ意見ではないかと思ってます。もし一致する点があれば、リツイートして頂き、皆がもっと楽しめるオフを作るための材料にして頂ければと。

【改善要否について(評価)】
アリーナオフの目的は以下と捉えています。
「ネット対戦では味わえない、エキサイティングな対戦と参加者同士の交流」(アリーナオフHPより引用)
この目標をレーティング風に評価すると
①エキサイティングな対戦⇒レート1780-1860
②参加者同士の交流⇒レート1500-1570
以下個別解説します。

【①エキサイティングな対戦⇒レート1780-1860】
多くのポケモンプレイヤーからして見れば、文句の付けようがないと思います。
参加者のレベルが非常に高く、予選からハイレベルなバトルが繰り広げられていたと思います。その証拠に、五つ巴のブロックもありましたし、予選抜け(6,7人中2人)の方々の達成感が顔色から伺えました。
また、三決戦、決勝戦は会場内も非常に盛り上がりました。ベスト4になっていた人たちはそれぞれ独自のギミックや調整が施されており、通常のレーティングバトルで出会ったとしても容易に勝つことができない構築ばかりでした。
そんな珍しく、且つ今の環境にうまく刺さった構築を生で見れることは、ポケモンプレイヤーとして非常に嬉しい場だと思います(そんなすごい構築を持ってこさせるアリーナオフがすごいとも言えます)。

尚、バトルロードグロリア本戦がある以上、そちらに匹敵するまでのレベルには足りないとは思いますが、一定上の実力を持っている人にとっても十分に満足できるイベントだと思います(本戦がどれだけ楽しいのか、想像しただけ…。)


【②参加者同士の交流⇒レート1500-1570】

相反してこちらは多くの課題があると思います。
全体のイベント時間(10:30-20:30)10時間のうち有意義に過ごせていた時間は恐らく5-6割程度だったと感じています。ただし、これはあくまで”オフ初参加”の人間にとってです。何度もオフに参加している人にとって見れば「全部楽しかったわ」「楽しくないなら対戦終わったら帰れ」など意見はあると思います。
アリーナオフについては、所謂常連オフ勢にとっては、非常に居心地のいい場所だと思います。実際、再開を楽しんでいる方々たちを見ると、すごく良い場所を提供してくれてるんだと感じました。
しかし、”参加者同士の交流”を目的に設定しており、”参加者全員にとって”と捉えることができる以上、これから述べる点について、改善が必要かと思います。
むしろ、改善することで、オフ参加のリピート率向上、及び新規参加者の獲得に繋がると考えます。


1.フリー対戦イベントの進め方について
イベント内容として記載されている『サイドイベント「フリーダブルバトル」』の進め方の改善についてです。
イベントの大きな軸が優勝者を決めることである以上、それ以外の大多数の参加者は敗者であり、その多くはイベントに参加したものの対戦する機会が少なくなる性質があります。そのため、サブイベントの存在は大きく、上位に残れなくても対戦する機会、そして交流の機会をえる重要な位置づけと言えます。私は勿論、サブイベントがあるから「参加してみよう」と思った方も少なくはないと思います。

ですが、実際サブイベントの内容としては、フリーで対戦する場所を提供するのみでした。「参加者同士の交流」というざっくりした目的に対して、運営スタッフ側がどこまで具体的に実現案を練っていたか(もしくは、どんな状態を実現したかったか)は直接考えを聞くことができなかった為、分かりませんが、個人的にはかなり考慮不足だと思います。
具体的にどこまで落とし込んで考える必要があるか、については以下の視点が考えられます。
・不特定多数の参加者のうち巻き込みたい人数
・一人当たりに実現させたい対戦回数
・一人当たりに実現させたいコミュニケーション時間
簡単に書き出しただけでも上述があり、これら目標設定し、実現する為の手段をしっかりと考えたのであれば”ゲームをする場所を提供する”だけという発想に留まらなかったのではないかと。

簡単にですが、思いつく改善策(ブレストレベル)を書き出します。
・ある程度半強制で参加させる
⇒参加するモチベとなるものを取り入れる
⇒敗者復活リーグとして争わせる、生放送に流れる(今回で言えばポップチャンネルさん)、有名強者による実況解説付き対戦(最後の手段として何か景品)
(途中で実施していたものも含まれていますが、開始段階から提示して、巻き込むことが重要)
※全般として、ポケモンモチベとしての名を挙げたい気持ちを駆り立てる施策が有効だと考えます。

・対戦スピード・マッチングスピードを上げる
⇒イベントとしての時間制限を組み込む
⇒制限時間内の勝ち数で競う(持ち時間は通常ルールと同一だが、長考や対戦後の感想戦などをスキッと完了させる

・コミュニケーションを取る時間を多く作る
⇒対戦者同士の話題を事前に準備する
⇒アンケート形式の質問集に各自回答しておき、それに準じてコミュニケーションを進める。
初対面の人同士、対戦は楽しく進められますが、話のきっかけを掴むことが最大の壁であり、そのきっかけとしての選択肢を事前に準備しておく。
(ただし、話が盛り上がるに連れ、実現したい対戦回数と矛盾が生じることは考えられます。)

色々と書きましたが、運営側として何を実現したいのか、もう少し検討が必要であり、それに応じた仕掛けを準備することが重要です。


2.イベント外での過ごし方について
1が長くなったので、これは簡潔に。
昼飯やイベント後の晩飯(飲み会)について、ある程度のアテンドがあっても良いのではと思いました。
というのも、
・せっかく同じブロックになった
・せっかく対戦をとおして知り合いになった
にも係わらず、それを考慮せず、イベント時間を過ごさせるのはもったいないかと(休憩時間くらい休憩したい、楽しみたいという運営スタッフ側の意見は一旦置いておいた上で書いてます)。
特にオフ初参加者にとって、昼休憩をどう過ごせばよいかのアナウンスもないまま放り出されて困った人も多いかと思います(昼飯くらい勝手に食え、という意見も一旦置いております)。
イベントとして昼休憩を設ける時間設定としている以上、何か考慮があっても良いのではと感じました。

具体的には、
・ブロック毎に昼飯を食べてくださいのアナウンスをする
・ブロック毎に一旦集合して、対戦の観戦しましょうのアナウンスをする
・ブロック毎に飲み会に行ってくださいのアナウンスをする
尚、上述全ての末尾に(強制とは言ってない)が付きます。

3.待機時間について
全般として、待機時間として何も催されていない時間が多かったと思います。
例えば、入室して開会宣言まで、予選リーグ終了から決勝リーグ(サブイベント)開始まで、等。
これらの時間をもっと有効に使う方法があったのではないかと。
この点については、具体的な案は敢えて書かずに終わりますが、おそらく、常連勢は楽しめているので、これまで改善の指摘がなかったのかもしれませんが、イベント全体のどフリーの時間はあまり作らないほうが、新参には優しいかと。


長々と書きましたが、全般として、これらの点については、”初参加者が”楽しむ為の工夫です。これら一つ一つを実施することは、今の状態を楽しめている常連勢が窮屈な思いをしてしまうかもしれません。
一参加者として無責任に書き綴りましたが、あくまで目的設定に応じて、特に新規参加者がもっと楽しむ為には、打てる手段はこれくらいあると思います、という提案でした。